ムカデ防御大作戦!
2022/11/07
こんにちは。今回より、毎月ご依頼いただいた仕事の中で、特に印象深い案件をトピックスとしてご紹介していきたいと思います。
第一弾!10月の仕事からは、代表のスギイからご紹介させていただきます。題して”ムカデ防御大作戦”
10月の初旬、横須賀市内某所の個人のお客様より住居内にムカデが頻出して困っているというご相談を受けました。
山が近いせいか、伺ってみると近隣でも同様の被害が多いらしく、あちらこちらのお宅でムカデ予防用の白い粉(ホームセンター等で売っている商品)が
お住い周囲に散布されていました。
ご依頼いただいたお客様宅では週に2~3回の頻度でムカデが出るらしく、しかもその種類も様々で大きいものは15cm!程のものもいたとのことです。
伺った前日の夜中にも出たらしく死骸を保存して見せて下さいましたが普通に10cm程もありました。
特に奥様は今年春頃に特大のムカデに足を噛まれたらしく、その痛さは「斧で足を割られたと思った」ほどだったそうです・・・怖!
私なんぞはを聞いているそばから寒気を感じる程の恐怖を抱き、もし自分だったら夜もおちおち寝られずノイローゼに近い状態になるんじゃないかと
感じた程です。
弊社以外に害虫駆除専門業者にもご相談されたとの事でしたので、どちらにご依頼されるかはお任せすることにして、日々の恐怖は心中察するに余りある状態だったので、私なりに真剣に考えて対策をご提案しました。
弊社の提案としては、まず猫や小鳥を飼われている事から殺虫剤等の処理は極力控えたいと考えました。また、殺虫剤処理したところで効果は一時的にしか期待できず根本的な解決にはならないのではないか・・・ましてやムカデの生命力はかなり強くたたいても殺虫剤かけてもちょっとやそっとでは死んでくれないので、薬の残効性はほぼ期待できそうもないという判断でした。その上でお住いの内外、床下等をくまなく調査したところ基礎の通気口や基礎と壁の隙間、配管貫通部の隙間などムカデが容易に侵入できる箇所があまりにも多いため、まずはこれらを徹底的に封鎖することが最も肝心だと判断したのでした。
1.住居周囲の侵入できそうな隙間を徹底的に封鎖する。
2.仮に侵入を許したとして、また既に屋内にいる個体も想定して、特に床下は可能な限り生息しづらい虫達にとって過酷な環境にする。
という2本柱の対策を立てました。
ムカデは他の虫(ゴキブリなど)を捕食するため、餌となる虫を侵入・生息出来なくすることも重要です。
そうしてお客様からは猫や鳥にも安心という点などを評価いただき、正式にご依頼をいただきました。
弊社はホウ酸によるシロアリ防除施工も実施していることから、これらの資材を有効活用しようと考えました。
隙間の封鎖には通常のシーリング剤等では経年で固まりいずれは取れてしまう可能性が高いことから、内部が完全には固まらず柔軟性を維持してくれる
ホウ酸入のシーリング材”ボレイトシール”を、大きめの隙間や穴にはホウ酸入のパテ”ボレイトフィラー”を使用しました。
これにより副作用的にシロアリ防除にも寄与してくれるものと思います。
そしてもっとも肝心な床下は、布基礎と言われる下が土壌の状態なため、虫が好む高湿度の状態になりやすいです。
これらを改善するため防湿フィルムと調湿剤を敷き、その上で人畜には無害で虫には効果的なホウ酸微粉末をダスティング処理という方法で散粉しました。
もちろんこの処理もシロアリ防除に高い効果を発揮してくれるのです。また、2階小屋裏にも入り小屋裏全体と間仕切りの壁内部にもホウ酸ダスティング処理を実施しました。
ちなみに作業中は、いつムカ共に遭遇するかヒヤヒヤしていましたが、幸いなことに遭遇せずに済みました。
その数日後、基礎コンクリートで内部に侵入できずうろうろするムカデを確認し、ご主人が即駆除したそうです。
ひとまずのところはお客様もとても喜んで下さっていますが、この効果が永きにわたって続いてくれることを切に願っています。
雨戸下の隙間
隙間封鎖後
通気口(容易に虫が入れます)
防虫網付の通気口
基礎上の隙間封鎖後(周囲全てミラーで確認!) 外周部の隙間封鎖後 小屋裏のホウ酸ダスティング 小屋裏のホウ酸ダスティング 床下 防湿シート全面敷 調湿剤 床下のホウ酸ダスティング
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すぎい設備株式会社
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神奈川県横須賀市追浜東町1-74
電話番号 :
046-869-0722
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